TOPこれからのしの笛

これからのしの笛

大阪しの笛協会では、設立以来、古典のしの笛奏法(さくらさくら等を代表とする日本音階)を
尊重しつつ、主に独りで愉しむ“しの笛”から、合奏によって、みんなで愉しむ“しの笛”にも
積極的に取り組んできました。

伴奏楽器も、お三味線等からピアノ等、洋楽器へと現代化を目指し、唱歌からポピュラー曲、
洋楽のクラシック、ジャズ等、幅広いジャンルの演奏にトライ。曲目も200を超え、
日々研鑽を積んできました。

これらの演奏に必要な技術は、筆者が2006年に、ドレミ笛ではなく古典の笛にて
オーケストラと協演した際、必要に迫られ考案したものです。

古典の笛で全音階を吹く奏法、「クロス・オーバー奏法」(作曲家吉田美香によって命名)は、
その運指が必要に応じてドレミ笛にも応用可能な事が解りました。
(ドレミ笛に転換不能な運指もあります。)

従ってこの奏法は、大阪しの笛協会サウンドアドバイザー、吉田美香作曲の、
しの笛合奏曲(きつねのお医者さん等)のような比較的難易度の高い曲に挑戦する際に、
勇気を与えていると信じます。